こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。 首が動かしにくい、慢性的に首のこりを感じることはありませんか? これは仕事でパソコンに向かっている時だけでなく、スマホを見る時間が長くなることで首に負担をかけてしまうのも原因のひとつです。 首のこりがなぜ起こるのか、首のこりを解消するためにどんな方法があるのかを解説します。

首のこりと頭の位置について

成人の頭はおよそ4〜6kgあり、それを細い首で支えているぶん頭の位置はとても重要です。
スマホを見たり、何か集中して作業をしている時は下を向きがちですね。
このように少しでも頭が前に傾くことで、首には大きなストレスがかかります。

正常な首は少し前にカーブしていて、体にかかる衝撃を吸収してくれています。もし頭が前に傾く時間が長くなれば本来のカーブが消失してしまうかもしれません。
これはストレートネックといって、首にとって良くない状態なのです。

首の動きをチェックしてみよう

では、頭の位置が良いのかどうかチェックしてみましょう。
これは自分では見えませんので、誰かに見てもらうか写真で確認するといいです。

チェックの仕方は、顔を横に向けて首の筋肉を確認するだけです。
肩は動かさず、首を回して真横を見てみてください。
この時、耳の下から胸の中心に向かって伸びた筋肉が太くて縦にまっすぐ伸びているのが理想です。

どちらが向きやすいかなど覚えておいて、この後紹介するピラティスエクササイズをやった後に比べてみてください。

首のこりに効くピラティスエクササイズ

【首のこりを解消するエクササイズ①】シングルレッグキックス

  1. 1、顔を右へ向けてうつ伏せになる
  2. 2、膝を曲げ手の甲は腰にあてる

  1. 3、腕と足を伸ばしながら背中を反らす
  2. 4、顔は下に向けて頭と足を遠ざける
  3. 5、顔を左に向けながら手と足を元に戻す
  4. 6、往復10回繰り返す

伸びる時に息を吸いながら首を長くしましょう。
頭と足を遠くへ伸ばすことで首の位置を整えます。


【首のこりを解消するエクササイズ②】ロウイング

  1. 1、バスタオルを丸めて頭を乗せる
  2. 2、脇をしめ肘を曲げて準備

  1. 3、頭でタオルを真下に押して鼻を天井へ向ける
  2. 4、さらに胸を開く

  1. 5、頭でタオルを押して背中を浮かせたまま
  2. 6、腕を天井へ向かって伸ばしたり曲げたりする
  3. 7、姿勢を崩さず10回繰り返す

首のこりはエクササイズで解消!

今回紹介した2つのエクササイズをやった後、最初に行った首の動きを再度チェックしてみてください。首の位置が整うことで動かしやすくなります。

下を向いている時間が長く猫背になると首のこりが強くなってしまいます。
日頃から姿勢に気をつけることは大事ですし、頭の位置を正すことで首にかかる負担を軽減していきましょう。