初めての家族旅行は、横浜中華街へ出かけました。食べ歩きを楽しんでいたのですが、休日で人が多く、ついに次男が迷子になってしまいました。何とか迷子の次男を見つけることができたのですが、夫の行動により楽しい旅行は驚くべき結末を迎えることになるのです。

初めての家族旅行

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 次男が生まれてから、なかなか旅行には行けなかったのですが、長男が6歳、次男も3歳とある程度大きくなったタイミングで家族4人初めての旅行に出かけました。

 場所は、私がずっと行きたいと考えていた横浜中華街。子ども達もとても楽しそうに食べ歩きをしながら、家族で楽しい時間を過ごしていました。

 この日は休日だったこともあり、かなりの人混み。子どもたちが迷子にならないように、私は長男、夫は次男と手を繋いで歩くことに。しばらく一緒に歩いていたのですが… 気づくと夫の隣に次男の姿がないことに気づきました。夫婦で大慌て!

 私は長男を抱き上げ、夫と二手に分かれて次男を探すことになりました。

迷子の次男を発見!

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 辺りを見回しても、次男は見つかりません。長男を抱えて、かれこれ30分は探し回ったでしょうか。 その時聞こえてきたのは大きな泣き声! 人混みの中ポツンとお店の前に立っている次男の姿に気づき、私は長男を抱えたまま走り出し、急いで次男の元へ。

 1人で
 「ママー、ママー!」と大きな声で泣いていた次男を抱きしめ、
 「怖かったね、ごめんね」と声をかけ落ち着かせました。

 次男が見つかったので、夫に今いる場所を電話で伝えようとしたとき、ちょうど夫からLINEが届きました。「今から広場に向かうからそこで待ってて!」ということだったので、私たち3人も広場に向かうことにしました。

現れた夫の姿に驚愕

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 しばらくして、安心したような表情でこちらへ歩いてくる夫。
 しかし現れた夫の姿に、私と子どもたちは驚きました。なんと知らない小さな男の子と手を繋いでいるのです! 

 夫も「次男が2人…?」と驚いた表情で、私たちを見ています。当然、夫が連れている男の子も不思議そうな顔をして私たちを見つめています…。

 なんと! 夫は背格好が似ている男の子を次男と思い込み、慌てていたためよく確認もせずに手を引いて連れてきてしまったのです。
 「どうしてちゃんと確認しなかったの?」と私は苛立ちを感じ、夫は大パニックとなりました。

家族旅行は“謝罪旅行”へ変わってしまった

 「同じような服を着ていたから、次男と間違えて連れてきてしまった」と言う夫。私は呆れすぎて何も言えません。不安そうな顔をしている男の子に
 「ごめんね…」と謝り話していたところ、不安そうな表情でこちらへ走ってきたご両親。それも当然です。

 私は夫に代わり、こうなってしまった事情を説明し、ご両親と男の子に頭を下げて謝罪をしました。ご両親がとてもいい方だったことが救いで、事情を理解してくださりました。挨拶した後、ご家族は手を繋いで中華街へと戻られ、ひと段落したのでした。

 夫は私に何度も謝罪をし、落ち込んだ様子。その表情を見た長男が、泣き止んだ次男と、夫と手を繋ぎ
 「早く行こうー!」とその場を和ませてくれたので、その後も楽しく旅行を続けることができました。

 突然の謝罪旅行へと変わってしまった家族旅行。
 小さな子どもを連れた旅行では、人混みでの約束や、迷子になったときのお互いの連絡方法など、入念に計画が必要だと感じた出来事です。

(ファンファン福岡公式ライター / niko mama)

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