仕事終わりや夕食時にお酒を飲むのが好きな人もいるでしょう。なかには毎日500ミリリットルのロング缶をあけて、おつまみと一緒に楽しむケースもあるかもしれません。   その一方で気になるのが「お金の問題」です。今後も好きなお酒を楽しみたいけれども、できる限り支出を抑えたいと考える人も少なくないでしょう。   本記事では、節約のために普段飲んでいるお酒を一般的に安いとされるプライベートブランドの商品に変更したら大きく変わるものなのか解説します。

ビールを毎日飲み続けたらいくらかかる?

お酒といってもビールやウイスキー、ワインなどさまざまな種類がありますが、今回はビール(発泡酒なども含む)のロング缶を毎日1本ずつ、1ヶ月(30日とします)飲み続けると支出はいくら発生するのか考えてみましょう。
 
例えば、辛口でキレの良さが光るアサヒビール株式会社が提供するスーパードライは、コンビニやスーパーなどによって価格は異なりますが「1缶280円」程度することが多いです。今回は毎日飲むため「24缶セット」でまとめ買いするとしましょう。
 
まとめ買いの場合もお店によって価格は異なりますが、「やまや」通販だと税込み約6000円で購入できます。1缶あたりだと約250円となり、30日飲むと約7500円かかる計算です。
 

プライベートブランドにすると節約できるのか

1本あたりの金額は300円程度でも「ちりも積もれば山となる」といったことわざもあるとおり積み重なると支出規模は大きくなります。毎日1本とはいえ、場合によっては月額1万円程度かかることを考えると決して無視できる金額ではありません。
 
「節約したいけど大好きなお酒を我慢したくない」場合、パートナーや家族などから比較的価格が安いプライベートブランドの商品に変更してほしいと頼まれるケースもあるかもしれません。
 
プライベートブランドといってもさまざまなものがありますが、今回はイオン株式会社が提供している「TOPVALU(トップバリュ)」を例にシミュレーションしてみましょう。トップバリュの中だけでも複数種類がありますが、麦芽と大麦のうまみが特徴的な「バーリアルグラン」の「500ml×24缶セット」は税込価格3652円です。
 
1缶あたりの価格は約152円で、30日飲むと約4560円かかります。スーパードライを飲み続ける場合は約7500円かかるため、バーリアルグランに変更すると約2940円節約できる形となります。
 

過度の節約は逆効果になるおそれもある

1ヶ月あたり3000円だと年間で3万6000円支出を削減できるため、節約効果は大きいといえるでしょう。ただし実際はシミュレーションどおりにうまくいかない可能性もあるので要注意です。というのも特にお酒が好きな人ほど、節約できた分「今までよりも多く飲める」と消費量が増えてしまうことも考えられるからです。
 
また、過度の節約でストレスがたまって飲酒量が増えることもありえます。そうなっては本末転倒です。お酒の時間を楽しみながら節約効果を実感するためにも、まずは「3本に1本をプライベートブランドの商品にかえる」など工夫をしてみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

本記事では、毎日ロング缶1本飲む場合、節約のためにプライベートブランドのものに変えると効果は大きいのか解説しました。
 
お酒の種類や味の好み、ライフスタイルは人それぞれ異なります。そのため一概にいえませんが、楽しみと金銭面のバランスを取りながら、お酒の時間と節約をうまく両立させてください。
 

出典

やまや宅配 アサヒスーパードライ 500ml
イオン株式会社 TOPVALU バーリアルグラン <ケース>
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー