高級スポーツカーのイメージが強いポルシェ。1度は乗ってみたいと憧れている人も多いのではないでしょうか? 退職金は一括で大きなお金が入金されるので、退職金を元手にポルシェの購入を夢見ている人もいるでしょう。それでは、退職金だけでポルシェを購入できるのでしょうか?   そこで本記事では、退職金の相場とポルシェの購入金額を比較し、購入が可能なのか解説していきます。中古車の場合についても紹介するので、ポルシェの購入を検討している人は参考にしてください。

ポルシェは1000万円以上のモデルが多数! 2000万円を超えるモデルも

ポルシェも多くのモデルがあり、モデルやグレードによって金額は異なります。ここではポルシェ・カイエンのSUVモデルとクーペモデルをそれぞれ参考に価格帯を見ていきます。
 
まず、ポルシェ・カイエンのSUVモデルは、「Cayenne」だと1198万円、ハイブリッド車の「Cayenne Turbo E-Hybrid」の場合は2342万円です。高級車であることが改めてわかる価格ではないでしょうか。
 
また、クーペモデルは、「Cayenne Coupe」だと1273万円、ハイブリッド車の「Cayenne Turbo E−Hybrid Coupe」の場合は2400万円です。SUVモデルよりも高い価格のモデルが多いといえます。
 
中古車の場合は、ポルシェ認定の中古車だと、安いもので300万円代のポルシェ・カイエンもあり、購入しやすくなっています。「中古車でもよいから購入したい」という人は認定中古車の購入も考えましょう。
 

退職金の相場は?

大企業と中小企業の退職金について、それぞれ相場を確認していきます。中央労働委員会の「令和3年退職金、年金及び定年制事情調査」によると、大企業の平均退職金は大卒だと2230万4000円、高卒だと2017万6000円です。大企業であれば、定年まで働くと退職金の平均は2000万円を超えることがわかりました。
 
中小企業の場合は、東京都産業労働局の「中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版)」によると、大卒の場合は1091万8000円、高卒だと994万円です。大企業と比較すると、定年まで働いた場合に約1000万円の差があることが分かります。
 

場合によっては中古車の購入も選択肢に

退職金の相場から考えると、大企業に勤めている会社員の退職金は平均で約2000万円なので、ポルシェ・カイエンのSUVモデルやクーペモデルも退職金だけで購入できそうです。
 
しかし、中小企業に勤めている会社員の場合は、モデルによっては購入できないポルシェもあります。そのような場合は中古車の購入も検討しましょう。中古車であれば、中小企業の平均的な退職金だけで購入できるものもあります。
 

退職金の手取り額がいくらになるのかも確認しておきましょう

定年を迎え、夢だったポルシェに乗りたいと考えている人は、退職金だけでポルシェ・カイエンを購入することも可能です。場合によっては中古車の購入も検討するとよいでしょう。
 
もっとも、本記事では最低価格を参考にしているのでカスタムによっては希望のモデルを購入できない場合もあります。そのため、自身の購入したいモデルと退職金を確認してみましょう。
 
また、退職金も税金や社会保険料が引かれるので手取り額は額面よりも減ってしまいます。手取り額がいくらになるかも確認するようにしてください。夢の実現に向けて定年前から費用について確認や準備をすることをおすすめします。
 

出典

ポルシェ カイエン
中央労働委員会 令和3年退職金、年金及び定年制事情調査
東京都産業労働局 中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版)8モデル退職金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー