米3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は79.4と、予想外に速報値76.5から上方修正され21年7月来で最高となった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指数として注目している同指数の1年期待インフレ率確報値は2.9%と、予想外に速報値3.0%から低下。5−10年期待インフレ率確報値は2.8%とやはり予想外に速報値2.9%に下方修正されたことは、FRBにとり朗報となる。



米2月中古住宅販売成約指数は前月比+1.6%と、1月−4.7%からプラスに改善。予想を上回り、今後の中古住宅販売件数が増加する可能性が示唆された。



消費者信頼感指数や中古住宅販売成約指数が予想を上回るも、期待インフレ率の低下で米10年債利回りは4.23%から4.19%まで低下した。ドル買いがさらに後退し、ドル・円は151円25銭で上値が重い展開。ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0818ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2610ドルから1.2654ドルまで上昇。



【経済指標】

・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:79.4(予想:76.5、速報値:76.5)

・米・3月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.9%(予想:3.1%、速報値:3.0%)

・米・3月ミシガン大学5−10年期待インフレ率確報値:2.8%(予想:2.9%、速報値:2.9%)

・米・2月中古住宅販売成約指数:前月比+1.6%(予想:+1.5%、1月:−4.7%←-4.9%)