28日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円15銭へ下落後、151円42銭まで上昇し、151円37銭で引けた。岸田首相の介入も辞さない発言を受け日本当局の円安是正介入警戒感を受けた円買いや3月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値のインフレ期待が予想外に低下したため長期金利の低下に伴い一時ドル売りが優勢となった。その後、良好な雇用や国内総生産(GDP)確定値が予想を上回る良好な指標に加えウォラー理事の利下げを急がないとの発言を受けてFRBの利下げが先送りされるとの根強い観測に連れ再び金利が上昇しドル買いが再開した。



ユーロ・ドルは1.0782ドルから1.0819ドルまで上昇し、1.0788ドルで引けた。ユーロ・円は、163円14銭へ下落後、163円58銭まで上昇。日本当局の円安是正介入警戒感などがくすぶり円は堅調に推移した。ポンド・ドルは1.2611ドルから1.2654ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9058フランから0.9000フランまで下落した。