■上昇、日本の為替介入に対する警戒感は低下



今週のポンド・円は上昇。日本政府・日本銀行による円買い介入に対する警戒感は低下したこと、英中央銀行による早期利下げ観測は後退し、ポンド買い・米ドル売りが拡大した。リスク回避の米ドル売り・円買いはやや縮小したことも影響し、ポンド・円は週末前に197円台後半まで買われる展開となった。取引レンジ:194円76銭-197円86銭。



■下げ渋りか、早期利下げの可能性は一段と低下



来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行による利下げ時期は不透明でポンド売りは限定的となりそうだ。5月22日発表の英インフレ指標が注目され、市場予想と一致、または上回った場合、ポンド買いが優勢となりそうだ。日英金利差もポンド・円相場に対する支援材料に。



○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント

・22日:4月消費者物価コア指数(3月:前年比++4.2%)

・23日:5月製造業PMI(4月:49.1)

・23日:5月サービス業PMI(4月:55.0)



予想レンジ:195円00銭-200円00銭