■伸び悩み、米高金利長期化を警戒



今週の豪ドル・円は伸び悩み。豪準備銀行(中央銀行)の5月理事会議事要旨を受けて、豪ドル買いが一時優勢となったが、米国の利下げ開始時期後ずれ観測や高金利長期化への警戒感が広がり、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは縮小した。取引レンジ:103円48銭-104円57銭。



■底堅い展開か、4月消費者物価指数に注目



来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)の5月理事会議事要旨では、「消費者物価指数が目標をより長く上回り続けるリスクが増大」と指摘され、利上げも検討したことが判明しており、年内の利下げ観測後退により豪ドルは売りづらくなりそうだ。4月消費者物価指数が前回実績を上回った場合、豪ドル買いが強まる可能性がある。



○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント

・28日:4月小売売上高(3月:前月比-0.4%)

・29日:4月消費者物価指数(3月:前年比+3.5%)



予想レンジ:103円20銭-105円20銭