<5595> QPS研究所 4440 +700

ストップ高。24年5月期の営業損益予想を従来の4.70億円の赤字から2.90億円の黒字(前期実績3.14億円の赤字)に上方修正している。懸念事項だった小型SAR衛星QPS-SAR5号機の定常運用が計画通り開始されたことに加え、初の商用機であるQPS-SAR6号機による販売枚数や単価が売上モデルを上回り、24年5月期第3四半期累計(23年6月-24年2月)の営業損益が1.11億円の黒字となったため。




<9270> バリュエンス 900 -106

一時ストップ安を付け、上場来安値を更新している。24年8月期の営業損益予想を従来の28.50億円の黒字から12.00億円の赤字(前期実績21.83億円の黒字)に下方修正している。仕入競争環境の激化を受けて前回予想より仕入額を保守的に見積もったほか、販売戦略の一部見直しなどを踏まえた。併せて期末配当予想を従来の35.00円から無配(前期末実績30.00円)に減額修正している。




<9250> GRCS 2220 +400

ストップ高。24年11月期第1四半期(23年12月-24年2月)の営業損益を0.87億円の黒字(前年同期実績0.96億円の赤字)と発表している。GRCソリューション・プロダクトで稼働率が改善し、収益化を実現した。フィナンシャルテクノロジーでは、売切り型ライセンスを販売し、利益が増加した。通期予想は保守的なシナリオを考慮して0.53億円の黒字で据え置いたが、第1四半期時点で既に上回っている。




<4429> リックソフト 1855 +290

年初来高値。25年2月期の営業利益予想を前期比22.2%増の8.13億円と発表している。ITサービスマネジメント専門パートナーを務める海外ソフトメーカーのAtlassian社が製品をクラウド化することから、開発に加えて導入から運用までのサポート、独自研修など自社の付加価値を提案していく。24年2月期の営業利益は21.7%増の6.65億円で着地した。ライセンス売上や自社ソフト売上が当初の想定を超えて増加し、会社計画(6.21億円)を上回った。




<6224> JRC 900 +44

年初来高値。25年2月期の営業利益予想を前期比24.5%増の15.82億円と発表している。ロボットSI事業で食品・医薬業界を中心に新規案件の獲得に努めるとともに、既存顧客からのリピート案件の獲得に注力する。また、M&A戦略でコンベヤ周辺領域の強化・拡大やロボットSI事業の成長領域を取り込む。年間配当予想は26.00円で、前期(21.00円)から増配する。24年2月期の営業利益は1.5%増の12.70億円で着地した。




<7049> 識学 491 +5

3日ぶり反発。39万株(2.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は4.4%。取得期間は15日から12月31日まで。また、25年2月期の営業損益予想を1.68億円の黒字(前期実績は1.13億円の赤字)と開示している。人員の大量採用や認知系広告などに大きな先行投資を実施せず、生産性向上や利益管理を徹底することで黒字転換を目指す。