福島民報旗を懸けた第76回春季東北地区高校野球県大会の抽選会は10日、白河市立図書館りぶらんで開かれ、【表】の通り対戦校が決まった。

 県内6支部の予選を勝ち抜いた23校の代表者が抽選に臨んだ。

 県高野連の主催、福島民報社などの後援。試合は18、19の両日と22日から26日までの計7日間、白河市の白河グリーンスタジアム、会津若松市のあいづ球場、楢葉町のポニーリーグNARAHA STADIUMで行われる。優勝校には福島民報旗が贈られる。開会式は行わない。

 優勝、準優勝校は6月に宮城県で開催予定の東北大会に出場する。

 タイブレークは九回終了時に同点の場合、延長十回から無死一、二塁で始める。天候不良などで試合が中断した場合、翌日以降に中断時から試合の続きを行う「継続試合」を導入する。

 

■各ブロック、好カード

 冬場の厳しい練習を乗り越えた各校は、夏の前哨戦と位置付け、今大会に臨む。夏本番でのシード権獲得を目指し、熱戦を繰り広げる。

 Aブロックは昨夏と昨秋、県大会優勝の聖光学院が入った。昨夏4強に躍進した会津北嶺は、14年ぶりに春季県大会に出場する修明と戦う。

 Bブロックは今春のセンバツに出場した学法石川、県中支部を制した日大東北が名を連ねた。昨秋4強の東日大昌平、県立高の強豪郡山も注目。

 Cブロックは県立高の古豪が、しのぎを削る。いわき支部を制した磐城、県北支部準優勝の福島商など実力校がそろい、上位進出をうかがう。

 Dブロックは県南支部覇者の光南、一昨年秋の県大会3位の田村を中心に、せめぎ合う。会津支部優勝の会津学鳳も地力がある。