福島県いわき市の夏の風物詩「いわき回転櫓(やぐら)盆踊り大会」は8月13、14、15の3日間、JR内郷駅前で実施される。13日が前夜祭、14、15の両日が本祭となる。昨年に続き内郷駅西口にキッチンカーが出店するほか、会場周辺に数多くの出店が並ぶ。18日、内郷公民館で実行委員会の第2回全体会議を開き、内容を決めた。

 大会は常磐炭鉱の事故の犠牲者の慰霊を目的に始まり、今年で69回目。8月13日は午後1時からの開会式に続き、吹奏楽演奏やキッズダンス、フラダンス、ロックバンドの演奏などがある。本祭となる14、15の両日は午後6時から総踊り、午後6時30分から盆踊りを繰り広げる。来場者は自由に盆踊りに参加でき、回転櫓を囲んで「正調 盆踊りおはやし」に合わせて輪になって踊る。

 内郷公民館と内郷商工会女性部は7月に内郷地区の小学校の児童に盆踊りの振り付けを指導し、盆踊りへの参加を促すとともに、地域の伝統行事の担い手育成につなげる。

 全体会議には関係者約30人が出席。四ツ倉隆裕実行委員長が「昨年の反省点を踏まえて意見を出し合い、当日は大成功させよう」とあいさつした。

 期間中は会場周辺が交通規制されるため、実行委員会はJRやバスなど公共交通機関を利用しての来場を呼びかけている。問い合わせは実行委員会事務局へ。

(いわき版)