福島市飯野町の国際未確認飛行物体研究所(通称・UFO研究所)は23日、昨年6月から1年間で寄せられた目撃情報のうち、2件が「極めてUFOの可能性が高い」とする分析結果を発表した。調査対象は国内外の203件(写真124件、動画79件)。開所から3年を迎え、関係者は目撃情報のさらなる収集に向けた発信力強化を誓っている。

■24日の「UFOの日」に合わせ

 翌24日の「UFOの日」に合わせ実施した。三上丈晴所長(月刊ムー編集長)らが、独自に策定した評価判定基準に基づき分析している。「極めてUFOの可能性が高い」とした写真のうち、2023(令和5)年8月5日に宮城県で撮影された1枚には雲に大きな黒い影が映り込んでいる様子が確認できる。

 飯野町のUFOふれあい館には「極めてUFOの可能性が高い」とした写真2点に加え、「UFOの可能性が高い」とする写真8点も掲示した。研究所の運営に携わる阿曽隆一さん(飯野まちづくり研究会長)が来館者に概要を説明した。写真は館内で展示しているほか、UFO研究所のホームページ(HP)で公開している。

 阿曽さんは「研究所の活動は年々、認知度が上がってきている。HPを充実させ、PRに力を入れたい」と語った。