福島県の双葉郡連合女性会研修交流会は22日、大熊町で開かれた。8町村の女性会から約90人が参加し、中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)の視察などを実施した。

 研修交流会は年に1度、一つの町村を会場に開催し、各町村の特色を生かした研修を実施している。震災後今回が7回目。大熊町について女性会では東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による被害や復興の状況への関心が高いとして、中間貯蔵施設を視察することにした。環境省の担当者から説明を受けながら各地を見て回った。

 町交流施設linkる大熊では、県婦連の歌を合唱したり弁当を食べたりして交流を深めた。田中美奈子連合会長(富岡町女性会長)は「個人ではなかなか見ることができない施設について学びを深めることができた。女性の力はすごい。復興はまだまだこの先続くが、小さなことにくよくよせず、双葉郡が元に戻るよう皆さんと活動したい」と話した。吉田淳町長があいさつした。

(相双版)