交流サイト(SNS)などでつながり離合集散を繰り返す集団「匿名・流動型犯罪グループ(通称トクリュウ)」が関与する郡山市のガールズバーが県内で初めて摘発された風営法違反事件で、トクリュウがJR郡山駅前を中心に複数店を経営しているとみられることが26日、捜査関係者への取材で分かった。
 捜査関係者によると、トクリュウは同市で複数の飲食店などを展開しているという。郡山署は風営法違反の疑いで逮捕した自称鏡石町岡ノ内、飲食店経営の男(23)以外の人物が店舗の経営に関与している可能性や、ほかにも違法な営業をしている店舗がないかなどを捜査し、トクリュウの組織の実態を調べる。
 同署は26日、飲食店経営の男と、店長の役割を担っていたとみられる自称浅川町簑輪字山敷田、飲食店従業員の女(23)、店舗で働いたとみられる本籍白河市、住所不定、アルバイトの男(21)を送検した。