中東情勢の緊迫化により、原油価格が上昇する中、日経平均株価は一時、700円以上値下がりした。

週明けの東京株式市場は、イランによるイスラエルへの大規模攻撃を受けて、投資家のリスク回避の動きが広がり、幅広い銘柄が売られ、ほぼ全面安の展開となった。

また、東京商品取引所の中東産原油の先物価格は、中東情勢の緊迫化により、原油の供給不安が高まり、2023年9月以来、約半年ぶりの高値水準となっている。

原油価格の上昇などを受け、平均株価は一時700円以上値下がりし、節目の3万9000円を割り込んだ。

日経平均株価、午前の終値は、先週末12日に比べ、409円36銭安い、3万9114円19銭だった。

市場関係者は、「中東情勢のさらなる緊迫化や為替の動向次第では、原油価格はさらに値上がりする可能性もある」と指摘している。