4月28日(日)京都競馬場で伝統の一戦、第169回天皇賞・春(GI)が行われた。

芝3200mで行われた古馬による長距離最強馬決定戦。1番人気のテーオーロイヤル(牡6・菱田裕二)は最終コーナー手前で先頭に立つと、そのまま後続を引き離し、2馬身差をつけてゴール。3連勝でGI初タイトルを獲得した。

13年目の菱田裕二騎手(31)も悲願のGI初勝利。デビューから所属する岡田稲男厩舎にとっても初のGIタイトルとあって、レース後のインタビューでは喜びを語った。

もう言葉に本当に言い表せないです。嬉しいです。(レース中は)意外と冷静で、4コーナー回ってくる時、本当に20年前、ここ(京都競馬場)に見に来た、あの自分に見ておいてくれっていう気持ちで追っていました。

ーーこのレースを見て騎手になることを決めた。そのレースで勝って気持ちは?
もうあの時の自分にありがとうと言いたいというか、もう皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

岡田稲男調教師は、「これまでお世話になった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。(菱田騎手は)よく乗ってくれたと思います」と、自身のJRA・GI初勝利をかみしめながら、愛弟子を称えた。

2番人気の菊花賞馬・ドゥレッツァ(牡4・戸崎圭太)は15着に終わった。