29日、一時1ドル = 160円を超えて円安が加速していた円相場は、一転して円高方向に動いた。

荒い値動きの中、市場では介入の可能性を意識した取引が続いている。

円相場は、一時1ドル = 160円台まで円安が進んでいたが、午後1時過ぎに流れが変わり、1時間ほどの間に、4円以上円高方向に動いた。

その後、1ドル = 154円台をつける場面もあり、市場関係者の間では、「政府が、海外市場で円買い介入に踏み切ったのでは」との観測が広がった。

神田財務官「為替介入の有無について申し上げることはございません。引き続き必要に応じて、適切な対応をしていきたい」

神田財務官は、「投機による激しい為替変動がもたらす悪影響は看過しがたい」として、「24時間365日対応できる準備をしている」と述べた。

午前6時現在の円相場の値は、1ドル = 156円35銭〜36銭となっている。