岸田首相は、OECD(経済協力開発機構)の議長国として訪れたフランスでの日程を終え、日本時間の3日未明、ブラジルに向かった。

岸田首相は、OECDの閣僚理事会で基調演説を行い、「自由で公正な経済秩序」の重要性などを訴えた。

マクロン大統領との会談では、自衛隊とフランス軍の共同訓練を実施しやすくするための「円滑化協定」の交渉を始めることで合意し、中国を含む地域情勢についても協議した。

岸田首相「インド太平洋と欧州大西洋、この2つの地域の安全保障を切り離して考えることは困難であるということ(で一致した)」

また、生成AI(人工知能)に関する国際的なルール作りに向けた枠組みの創設も発表した。

フランスでOECD加盟国との連携を深めた岸田首相。

外遊の後半は、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国との関係の強化に取り組む。

パリをたった岸田首相は、就任後初めて南米を訪れ、ブラジルとパラグアイで首脳会談などに臨む。