遠藤渓太が途中出場かた2ゴール…試合は2-2のドロー決着

　FC東京は4月13日、J1リーグ第8節で東京ヴェルディと対戦。16年ぶりとなるJ1での東京ダービーとなったなか、退場者が出て劣勢を余儀なくされつつ、MF遠藤渓太の2ゴールにより、2-2のドローに持ち込んだ。殊勲の遠藤は試合後、「ダービーで0-2で負けるわけにはいかない」と覚悟を持ってピッチに入ったことを明かした。

　FC東京は前半28分、33分に失点。2点を追いかける展開になったなか、前半43分にPKを与えた場面でイエローカードを受けていたFW安斎颯馬が、MF見木友哉へのタックルで2枚目のイエローカードを受けて退場となる。

　FC東京は後半23分、自陣でボールを奪ったDF白井康介が縦に仕掛けて、ゴール前にボールを折り返す。FW俵積田晃太が潰れた奥に走りこんだ途中出場のMF遠藤渓太がゴール前で合わせ、数的不利のなかで1点を返した。

　さらに、FC東京は後半アディショナルタイム4分に遠藤がミドルシュートをゴールに突き刺す。これで試合を2-2の同点に戻し、J1に居続けたクラブとしての意地を見せた。これで試合は2-2で終了。意地と意地のぶつかり合う東京ダービーは、引き分けで終わっている。

　遠藤は試合後、「10人になっても諦めずに戦った」と厳しい時間について語りつつ、「ダービーでああいった不甲斐ない試合はしてはいけない。途中で入って何かしようと。ダービーで0-2で負けるわけにはいかない。ダービーみたいなビッグゲームはチャンスだと思っていた。最低限の結果には持って行けた」と胸中を明かしていた。

FOOTBALL ZONE編集部