鈴木唯人のユニフォームが日本の大臣に贈られる

 欧州でブレイク中のサッカー日本人選手が、政治家のやり取りにおいても注目されている。デンマーク1部ブレンビーIFのMF鈴木唯人の反響は、とどまることを知らないようだ。

 22歳の鈴木は今季、清水エスパルスからブレンビーへ4年契約で加入。22年にはA代表にも選出された経歴のあるアタッカーは、昨年10月のリーグ第10節ビドゥビレIF戦(3-0)で移籍後初得点をマークする。

 第13節ノアシェラン戦(2-1)で初先発を飾ると、徐々に出場時間が増加。シーズン佳境に突入するとより存在感を増していった。レギュラーシーズン最終戦となった第22節シルケボーIF戦(4-1)でハットトリックを達成。プレーオフラウンドではここ5試合3得点4アシストと躍動している。

 現時点で公式戦直近6戦6発4アシスト。堂々たる数字も含め、ヨーロッパのビッククラブから興味を示されたとの報道も。イングランド1部マンチェスター・シティやリバプール、トッテナム、スペイン1部レアル・ソシエダなど計12クラブの関心が報じられ、複数のスカウトが来訪したことも明らかになっている。

 そんな注目度の高まっている鈴木が、政治の交流でも話題に。日本の自民党所属・松本剛明総務大臣が、デンマークでモアテン・ダーリン議員(教会担当大臣)と会合した際に鈴木唯人の名前と背番号が入ったユニフォームを贈呈されている。

 この様子をダーリン大臣が自身の公式X(旧ツイッター)でアップ。笑顔でユニフォームを持つ2人の姿が投稿されると、「素晴らしい」「強力なギフトだ!」「日本とは永遠の友好国」といったコメントがファンから送られている。

 ドイツの移籍専門サイト「Transfermarkt」での鈴木の市場価値は90万ユーロ(約1億5000万円)。「スズキは非常に高価である可能性がある。彼の市場価値は90万ユーロであり、おそらくそれを超える」とも伝えられるなか、今後の将来が楽しみな選手の1人となっている。

FOOTBALL ZONE編集部