鎌田、浅野といった日本代表選手も今季で契約満了

 欧州各国リーグも終盤戦を迎えているなか、新シーズンに向けて移籍の噂が海外メディア上では活発になってきた。パリ・サンジェルマン(PSG)のFWキリアン・ムバッペは自身の公式SNSでクラブの退団を明言するなど、今季限りで契約満了を迎える選手たちが注目を集めている。

 ドイツの移籍情報サイト「トランスファーマルクト」によると、ムバッペをはじめに多くのスター選手が今季限りで契約満了を迎える。レアル・マドリードで長年プレーしてきたMFルカ・モドリッチとMFトニ・クロースは揃って今季限りで契約満了に。2人のベテラン選手の去就は大きな注目を集めており、移籍した際のチーム構成も議論の1つになりそうだ。

 レアルではモドリッチとクロース以外に、DFルーカス・バスケス、DFナチョ・フェルナンデスといった長年チームを支えたベテラン選手が4人も契約満了を迎えるため、動向が注目される。

 また、今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で決勝に進出したボルシア・ドルトムントのMFマルコ・ロイスも今季限りで契約満了を迎え、5月3日に退団が発表された。同僚のDFマッツ・フンメルスも契約満了を迎えるが、先の決断に注目が集まる。

 そのほかには、マンチェスター・ユナイテッドのDFラファエル・ヴァランも契約満了に伴い、今季限りでの退団が決定。MF遠藤航が所属するリバプールでは、DFジョエル・マティップと、MFチアゴ・アルカンタラといったベテラン選手が契約満了を迎えるため、動向が注目されている。MF三笘薫の所属するブライトンでは、MFアダム・ララーナが契約満了に伴って退団することが決まっている。

 海外日本人選手では、直近で好プレーを見せているMF鎌田大地(ラツィオ)やMF原口元気(シュツットガルト)、FW浅野拓磨(ボーフム)らが今季限りで契約満了を迎えるため、去就に注目が集まる。

 今季限りで契約満了を迎える名だたるスター選手が契約満了を迎えるなかで、Jリーグクラブもアプローチ次第では大物獲得に漕ぎ着けることができる。過去にはMFアンドレス・イニエスタや、FWフェルナンド・トーレス、FWディエゴ・フォルランといった名手がJリーグに参戦してきたが、2024年の移籍市場でJリーグに新たな大物選手がやってくるかもしれない。

FOOTBALL ZONE編集部