京都は今季4度目の完封負け

 京都サンガF.C.は5月15日、アウェーで行われたJ1第14節の浦和レッズ戦で0-3と敗れ、リーグ4連敗を喫した。この1敗で最下位に転落。曺貴裁監督は試合後、得点力を欠いた課題に再度フォーカスしていくことを語った。

 京都は試合前の時点で勝ち点9の17位と、浮上のきっかけをつかみたい中でのゲームとなったが前半42分、ゴール前でパスをつながれるとMF安居海渡に低弾道の右足ミドルを決められ失点。1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

 後半の立ち上がりは浦和ゴール前に攻め込み、決定機を迎えながらもチャンスを逃す。すると後半10分、MF渡邊凌磨に追加点を献上。同32分にはFWチアゴ・サンタナにダメ押しゴールを決められ、3失点の完敗となった。

 これで京都は泥沼のリーグ4連敗に。前節終了時点で最下位だった北海道コンサドーレ札幌がジュビロ磐田に1-0で勝利したため最下位に転落となった。

 試合後のフラッシュインタビューで、曺監督は「今感じていることを選手と擦り合わせて、今日の試合も自分たちの用意していたプランの中で残念な結果でしたけど、自分たちでしか解決できないのでそのことをリアルな記憶の中で話したほうがいいと思った」と、敗戦への胸中を語った。

 完封負けは今季5度目。次節のサンフレッチェ広島戦(19日/ホーム)に向けて指揮官は「最後シュートで終われなかったり結末がないと何も生まれない。そういうところの思い切りも含めて選手に話していかないといけない」と改めて得点への意識を説いていくことを誓った。

FOOTBALL ZONE編集部