プレミアリーグ第35節が現地時間28日に行われ、アーセナルは敵地でトッテナムと対戦する。英紙『デイリーメール』が26日、因縁のノースロンドンダービーを前にブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリの可能性について言及している。同紙は、ブラジル人FWのスピードがダービーの鍵を握ると考えているようだ。

 マルティネッリは3月のブレントフォード戦以降、リーグ戦では一度もスタメン起用されていない。昨季はリーグ35試合に出場して15ゴール5アシストを記録したが、今シーズンはここまで31試合6ゴール4アシストにとどまっている。

『デイリーメール』はトッテナムの戦い方に言及し、同選手のプレースタイルが「右サイドのブカヨ・サカのスピードとともに左サイドで不可欠となりうる」と伝え、ダービーでの活躍に見解を示した。

 昨年11月に行われたリーグ第11節で、トッテナムは2人の退場者を出しながら9人でチェルシーと戦った。そのときのトッテナムのシステム「0-7-1」のDFラインは極めて高く、チームの指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督の考え方が如実に反映されていた。

 同メディアは、トッテナムのこの戦術は「アーセナルが相手でも変わらないだろう」と見込んでおり、ハイラインにはマルティネッリの速さが重要になると見ているようだ。同選手がこの試合で先発起用されれば、リーグ戦ではおよそ2か月ぶり。スピードスターの奮起に期待がかかる。

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