プレミアリーグ第26節、チェルシー対トッテナムの試合が現地時間2日に行われた。試合はチェルシーが2-0で勝利している。リーグ戦3連敗となったチームの低調なパフォーマンスに、トッテナムを率いるアンジ・ポステコグルー監督は試合後不満を表にした。地元メディア『football.london』が報じている。

 トッテナムはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権獲得のために、一方のチェルシーはヨーロッパの大会出場権獲得に向けてどちらのチームも絶対に負けられない一戦だった。トッテナムを率いるポステコグルー監督は、ソン・フンミンやブレナン・ジョンソン、クリスティアン・ロメロなどの主力を起用してこの試合に臨んでいる。

 24分、トッテナムは苦手としているコーナーキックからチェルシーのトレヴォ・チャロバーにゴールを奪われて先制を許してしまう。さらに72分、フリーキックからコール・パルマーのシュートがクロスバーを叩くと、ニコラス・ジャクソンがこぼれ球を頭で叩き込み、追加点を許してしまう苦しい展開に。

 その後、トッテナムがチェルシーを相手陣内に押し込んで攻めるも、なかなか決定機を作れずに試合終了の笛を迎える。この敗戦で、トッテナムはリーグ戦3連敗となり、欧州CL出場圏内が遠ざかってしまう結果となった。

 試合後、チームを率いる指揮官は、「我々には前向きな姿勢と信念が欠けていた」と述べた上で、「ボールを持っていてもいなくても、我々には攻撃性や流動性が全くなかった。(今季の)我々は常に競争力を持っていたが、前半はそれが欠けていた。期待外れな試合への取り組み方だったといっても過言ではない」と、低調なパフォーマンスに終わったチームに不満を表にしていた。

 この試合の敗北でリーグ戦3連敗となったトッテナム。指揮官は「これが現実だ」と述べた上で、「そういう観点からは考えていない。私の仕事は毎試合チームの準備をして、確実に一定のレベルに到達できるようにすることだ。今日はそれができなかった。(次の試合に向けて)修正しなければいけない」と、次戦のリバプール戦に向けて気持ちを切り替えていた。

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