UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝2ndレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)対ボルシア・ドルトムントの試合が現地時間7日に行われ、ドルトムントが1-0の勝利をおさめた。リオ・ファーディナンド氏が、英メディア『TNTスポーツ』を通じ、ドルトムントを称賛している。

 ドルトムントを率いるエディン・テルジッチ監督は、ニクラス・フュルクルクやカリム・アデイェミ、ジェイドン・サンチョなどを先発起用。50分には、ユリアン・ブラントのコーナーキックにドルトムントのマッツ・フンメルスが頭で合わせて先制点を決める。対するPSGもキリアン・エムバペを筆頭にドルトムントのゴールに襲いかかるが、フンメルスやニコ・シュロッターベックなどドルトムントの守備陣を中心に堅い守りで対抗。相手に1点も許すことなく、ドルトムントが1-0の勝利をおさめた。この結果、ドルトムントが2戦合計2-0で11年ぶりのCL決勝進出を果たしている。

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍し、現在は解説者を務めるファーディナンド氏は、ドルトムントについて「これは驚きだ。組織化され、よく守備が鍛え上げられていることが試合で示されている。2人のセンターバックが今日のようなパフォーマンスを見せるには、トップクラスのコンディションでなければならない。今日のマン・オブ・ザ・マッチはこの2人のセンターバックだった。しかし、このような状況では勇敢である必要がある。彼らはそこで、自分の役割を理解し、遂行することに自信を持っているチームに見えた。彼らは後方から前方まで自信に満ちていて、PSGを平凡なチームに見せた。自信に欠けているチームに見えず、星屑もいなかった。それは、このチームが、この結果を得るに相応しいチームであったことを物語っている」と称賛した。