ラ・リーガ(スペイン1部)のバルセロナがドイツ・ブンデスリーガのブレーメンからオランダ1部のフォレンダムにレンタル移籍している20歳のGK長田澪(ミオ・バックハウス)に関心を抱いているようだ。ドイツ版の『スカイスポーツ』が現地時間24日に報じている。

 ドイツ人の父と日本人の母親を持つ長田は川崎フロンターレの下部組織に在籍していた。2018年にドイツへ渡り、アレマニア・アーヘンを経てブレーメンの下部組織に入団する。2022年からトップチームに昇格し、今季はフォレンダムへのレンタル移籍でオランダでプレーすることになった。

 長田は武者修行先のフォレンダムでリーグ戦33試合に出場。チームは2部降格となったが、シーズン最優秀GKに選出されるなど孤軍奮闘だった。同選手は2018年にU-15日本代表の経験もあるが、U-15、U-16、U-17のドイツ代表にも選出されている。まだA代表の経験はなく、日本代表かドイツ代表かの選択を迫られる時が来るだろう。

 同メディアは「バルサがドイツ人の無名GKを欲しがっている」と題してバルセロナが長田に関心を示していることを報道。「バルサ移籍が興味を抱いているこの194cmのGKは、複数のクラブからの関心もある」と伝えている。さらに、「フォレンダムへのレンタルが終了後、バックハウスはまずブレーメンに戻る。将来有望なGKにとって、ブレーメンで正守護神の座を争うか、他クラブに移籍するかを考える時間となる」としている。

 バルセロナはシャビ監督が解任となったが、長田のバルセロナ移籍に影響はあるだろうか。今後の動向に注目が集まりそうだ。

最も稼いでいるのは? 欧州日本人、年俸ランキング1〜10位
大低迷…。欧州でまったく輝けなかった日本人選手10人
なぜ転落…。 日本の「消えた天才」サッカー選手10人