これは私が実際に体験した男友達の間で起こった金銭トラブルです。お金にだらしない人はとことんだらしなく、信用も失ってしまうのだと痛感しました。

飲み会で借金

私はその日友人数名と飲みに出ていました。そのうちの1人、A男は現金を持ち合わせていなかったようで私に貸して欲しいと依頼してきました。私はとくに深く考えず、その場で1万5千円をA男に貸すことに。

しかしその翌日からA男と連絡が取れなくなり、なかなかお金を返してもらえない状況が続きます。

そんなとき、周囲からA男は借金で首が回らない状態になっていて、複数の友人からお金を借りていると聞きました。「もしかすると私の貸したお金も、もう返ってこないかもしれないな。」と諦め、そのこと自体忘れて過ごしていました。

返済

それから半年ほど経ったある日、A男から久しぶりに連絡が来ました。「借りたお金を返したいから会いたい。」といった用件で、後日私はA男と会うことに。

A男に貸した金額は1万5千円でしたが、A男は2万円を私に手渡してきました。「多いから5千円返すね。」と申し出たのですが、A男は「パチンコで勝ったあぶく銭だから! 長い期間借りっぱなしで連絡も返せていなかったし、利子だと思って受け取って!」と言います。

A男がいいというので私は2万円を受け取り、解散しました。

しかしそのまた半年後、A男がまた複数の友人から借金をしているうえに音信不通になっているという噂を耳にしました。

A男から連絡

噂を聞き、「A男はお金にだらしないがゆえに、周囲からの信用も失ってしまっているんだな。」と感じ、今後はA男とお金の貸し借りをすることはないなと感じていました。

しかし噂を聞いた数日後、A男から私に連絡が……。

連絡の内容はあきれるものでした。「前、お金返すときに多めに渡した5千円返して。」

あきれつつも私は5千円をA男に返すことにしました。そしてその際「今後A男とお金のやり取りをすることはないから覚えておいてね。」とくぎを刺しA男と別れました。

まとめ

A男はお金がきつくなるたびに周囲から借金をして、音信不通になり、ギャンブルで勝つと返済するという生活を繰り返していたようです。

何か理由があるのかもしれませんが、お金を借りて音信不通になった挙句、自分から利子だと言って渡したお金を半年後に請求するメンタルが理解できないと感じた出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A