これは筆者の友人から聞いた話です。友人の息子が反抗期を迎えたときのこと。友人が反抗期の息子に取った対処法とは?

息子の反抗期

私には子どもが4人います。長女(15歳)・次女(13歳)・長男(11歳)・次男(2歳)といった構成で、今回は長男(11歳)が反抗期を迎えたときのことです。

息子の反抗期は典型的なもので私に向かって「くそばばあ」や「黙れ」などの暴言を吐くようになりました。

最初は反抗期だからと見逃していたものの、酷い暴言に私もついイライラしてしまうように……。学校や外で私以外の人にも暴言を吐いているのでは? と心配な気持ちも生まれてきました。

そんなとき、思いついた反抗期対策を実践することにしました。

反抗期への対処法

まずは長男がいる前で、長女に向かって「○○くん(長男の名前)がね、反抗期になったんだよ。お祝いしてあげようよ!」と言いました。すると長男は「反抗期じゃねーよ!」と反抗します。

次に長男の目の前で次女に向かって、「○○くん、反抗期だから何かひどいことを言われても気にしないようにしようね!」と伝えました。やはり長男は「別に反抗期じゃねーし!」と反抗してきます。

まだ言葉がままならない次男にも「お兄ちゃん怖いね。これって反抗期っていうんだよ。」と伝えたり、家に遊びに来た友人に「○○くんが反抗期で私にくそばばあって言うんだよ!」と言ってみたり、とにかく長男の目の前で『長男は反抗期なの!』とアピールし続けました。

その後、息子の反応は?

しばらく周囲の人へ『反抗期アピール』をしていると、長男は徐々に「反抗期」と言われることが恥ずかしくなったようです。

それでも暴言が続くうちは、根気強く周囲への『反抗期アピール』を続けました。長男はいよいよ恥ずかしくなったようで暴言を吐かなくなりました。そのタイミングで、暴言を吐かれる方は悲しい気持ちになることを伝えると、長男は何か思うところがあったのか「分かった、今までごめん」と謝ってくれました。

長男はきっと、無性にイライラしてしまう気持ちもあったのでしょう。母としてどう対応していいか悩む部分もありますが、時にはお互いの感情を落ち着かせながら、少しずつコミュニケーションを取っていけたらと思います。

まとめ

以上が友人が長男の反抗期に取った対処法のお話でした。

たしかに「反抗期」や「中二病」といった思春期特有の症状を言語化され、周囲の人に伝えられるのは恥ずかしいものかもしれませんね。元々仲良しだった家族ならではの荒療治な対処法ではあるかもしれませんが、長男くんが理解してくれて良かったですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A