孫のためにと世話を焼いてくれる姑。ありがたいなと思う反面、中にはお節介だと感じてしまうこともありますよね。今回は、筆者の実体験エピソードをご紹介します。

セールの子供服を爆買いする姑

近くに住む姑はセール品が大好き。特に子供服に関しては「こんなにかわいいのがあったわよ〜。孫に着せてね」と大量に買ってきてプレゼントしてくれます。

しかし、「安ければ何でもオッケー!」的な考えの姑が選ぶ、服のセンスはイマイチ……。

それでも、息子が赤ちゃんのうちは絵柄の趣味はどうであれ、枚数がたくさん欲しかったので、とてもありがたく思っていました。

買ってきた服を息子が着てくれない

ただ、息子が小学生になると、「俺はシンプルなデザインが好きだから、キャラものは嫌だ」と言うように。それと同時に、好みを無視して一方的に買い、押し付けてくる姑の服を、嫌がるようになっていったのです。

その一方で、頻繁に我が家にやって来る姑は、自分があげた服を息子が着ていないと、ため息をつきます。さらに「あれ? この前あげた服全然着てないね」などといちいち言ってくるので、正直面倒くさく思っていました。

激怒する姑を納得させた方法

あまりにも姑が「自分のあげた服を着てほしい」と息子に言ってくるので、見かねた夫が「息子なりのこだわりがあるんだ。だから母さんからの服はもういらない」と姑に話してしまいました。

すると姑は「私はセールが生きがいなの! 孫に服を買うのは長年の夢だった! 私の楽しみを奪わないで!」と激怒したのです。

そこで、私は正直に「息子はシンプルな服が好きなので、こういう服をセールで買ってきてくれませんか? 頼りにしています!」と手持ちの服を姑に見せながらお願いしました。

これを聞いた姑は「今どきの子はこういうのが好みなんだね。分かったわ! 私にワゴンセールは任せなさい!」とやる気満々に。こうして無事、円満に解決することができました。

お節介な姑でも、こちらの主張を伝えれば理解を示してくれることもあります。姑も良かれと思ってやってくれているので、気持ちはありがたく受け取りつつ、お互いに嫌な思いをしないでするようにできたらいいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる