昨日会ったばかりの人の名前を思い出せない。友達とのおしゃべりで何度も同じ話をしてしまう。いつもの場所に置いたはずのカギが見つからない――。こんなことが続いたら、脳の衰えのサインかもしれません。認知症を予防するための最新情報を紹介します(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

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今日から始める認知症予防生活

1)アロマセラピーを取り入れる

アルツハイマー型認知症の場合、まず鼻の奥にある嗅神経にアミロイドβがたまって嗅覚障害が起こり、その後、認知障害を発症することが近年の研究でわかっています。

「つまり、初期段階で嗅神経の変性を食い止めれば、次に起こる脳の神経変性を予防できるのです」(浦上先生。以下同)


イラスト:小林マキ

嗅神経の変性を食い止めるには、アロマセラピーが有効です。

「オイルは天然のものを使いましょう。日中持ち歩くならアロマペンダントに数滴垂らし、デスクワーク中や寝室で使う場合は芳香器を使うと便利」


ローズマリーカンファーとレモンのオイルを2対1の割合で配合


真正ラベンダーとスイートオレンジのオイルを2対1の割合で配合

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浦上式アロマシール昼用 30枚入り ¥1,980/富士産業 上着の襟裏などに貼るだけで手軽に芳香浴を楽しめるアロマシール。100%天然のローズマリーカンファーとレモンのオイルをブレンド。真正ラベンダーとスイートオレンジをブレンドした夜用もある。

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