キャンプに代表されるアウトドアブームの中、ここ数年で一気に増えた釣り人口。みなさんの周りにも釣り好きな人は多いのではないでしょうか?このコーナーでは福岡市内から気軽に行ける、フクリパおすすめの釣りスポットをご紹介します。あなたも福岡の海や川や池で大物をゲットしてみませんか?

今宿から車で20分。海釣り公園の先にある「唐泊(からどまり)漁港」

 

今回ご紹介する「唐泊(からどまり)漁港」があるのは福岡市西区宮浦。

国道202号線「今宿交差点」から二見ケ浦方面に車を走らせ、前回ご紹介した「福岡市海釣り公園」や観光スポット「ヤシの木ブランコ」のある「ざうお」を過ぎ、そのまま直進していくと右手にピンク色の建物が特徴の「あいちゃんうどん」が見えるので、その手前を右折します。

 

 

それから道なりに進んでいくと、右手に「唐泊漁協ストアー」が見えてきます。しばらく道なりに進んでいくと・・・

 

 

こちらの小屋があり、その先が「唐泊漁港」となります。

 

 

車やバイクの方は駐車料金が必要になります。(乗用車/500円、二輪車/250円)

駐車場に入る前にこちらで料金を支払いましょう。

 

 

駐車場の一角には自販機とトイレも完備されていますよ。

 

 

防波堤にはこちらの看板があるので、釣りをする前にしっかり読んでおきましょう。

なんといっても釣りは「マナーが第一」なんです!

 

全長500mの防波堤は湾内と外海で2種類の釣りが楽しめる!

 

 

まずGoogleマップで全体を見てみましょう。

 

唐泊漁港は糸島半島の東側、博多湾の一番西にある漁港になります。

外海である玄界灘もほど近く、博多湾内にも関わらず水の透明度も比較的高いです。

また、半島の東側にあるので、西風の影響も受けづらいという地理的なメリットもあるんです。

 

 

大きな駐車場の防波堤もポイントのひとつ。手前には岩礁があり、その先にポイントがあるので、遠投できる投げ釣りがおすすめ。ここは冬場のカレイ釣りのポイントとしても有名です。

 

 

手前の駐車場から幅の細い防波堤を進むと、20台ほど駐車できるスペースもあります。釣り場に近いので、停めるならこちらがおすすめです。

 

 

長い防波堤。右手が湾内で、たくさんの漁船が係留されています。くれぐれも船の邪魔にならないようにご注意を!そして左手の高い防波堤側が外海となります。

 

 

防波堤の上に立ってみました。右側が湾内、左側が外海。釣りビギナーの方は右側で、ベテランの方は左側の外海を狙うのが定番となっています。

 

 

右側の湾内は手前は漁船が係留されていて釣りにくいですが、防波堤の先まで進むと船もなく、釣りがしやすいです。

海面からの高さも低く、釣れた魚の取り込みも簡単なので、ビギナーやファミリーにおすすめですよ。

 

 

透明度も高いので、海の底もばっちり見えます。真下の岩礁の隙間に結構な大物がいたりするので、あなどれません!

 

 

そしてこちらは外海側。このポイントはチヌやクロ狙いのベテラン釣り師さんたちが常に竿を並べています。

 

外海側は巨大な消波ブロックが敷き詰められており、落ちてしまうと確実に怪我をしてしまうので、小さなお子さんにはとても危険!そして万が一のことを考えて、ライフジャケットの着用をおすすめします!

 

ちなみに、防波堤の一番先にあるシンボルの赤い灯台は立ち入り禁止になっているのでご注意を。

 

 

外海の先には前回ご紹介した「福岡市海釣り公園」のT字桟橋が見えますよ。

 

▼福岡市海釣り公園の釣りスポット情報はこちら!

 

来年で開園40年!福岡市民の釣り場「福岡市海づり公園」【福岡市西区】

https://fukuoka-leapup.jp/city/202404.29171

 

唐泊漁港で釣れる魚たち

根魚の代表格・アラカブ。味噌汁にするとサイコーです!

画像出典:https://fishai.jp/

 

 

ベテラン釣り師が狙う定番魚・チヌ(クロダイ)

画像出典:https://fishai.jp/

 

 

冬に狙えるカレイ。唐泊漁港は福岡屈指のカレイ釣りスポット!

画像出典:https://fishai.jp/

 

玄界灘と博多湾の潮が交わりやすいということもあり、様々な魚が釣れます。

 

ファミリーにおすすめなのが、簡単に釣れるアジやイワシのサビキ釣り。群れが回遊してくると数釣りが楽しめます。

 

また、防波堤の足元や岩礁まわりは根魚と呼ばれるメバルやアラカブ、アコウといった魚も狙えますよ。

 

外海側でチヌ、クロ狙いのベテランが多く、タイミング次第ではヤズやヒラスなどの大型の青物やヒラメなども狙えます。

冬場にはカレイのポイントとしても有名です。

 

さらに街灯が完備されているので夜釣りが楽しめるのもうれしいところ。

夜釣りなら根魚をはじめ、小魚の群れを追ってくる大型のシーバス(スズキ)もルアーで狙えます!

 

さらに今年1月には漁港そばにカフェもオープン!

画像出典:https://www.instagram.com/nami.to.maru/

 

なお、駐車場の入り口の向かいには「波と丸」というかわいいカフェが今年1月にオープンしました。

ハンドドリップコーヒーなどのドリンクや手作りドーナツ、魚を使用した「ギョロッケサンド」などのメニューが楽しめるので、釣りの合間に立ち寄られてみてはいかがでしょうか?

 

波と丸(なみとまる)

住所:福岡市西区宮浦2-3

営業時間:11:00〜16:30

定休日:火・水・木曜日

Instagram:https://www.instagram.com/nami.to.maru/

 

 

最後に。漁港の近くにはコンビニがありません。食料や飲み物などは事前にご購入されることをおすすめします。(トイレも事前に済ませておくのが良いです)

また、昼間なら先述した「唐泊漁協ストアー」が営業しているので、飲み物や食材が購入できますよ。

 

ベテランからファミリーまで楽しめる、福岡市屈指の人気釣り場「唐泊漁港」。糸島ドライブを兼ねて行かれてみてはいかがでしょうか?

 

 

唐泊漁港

住所:福岡市西区宮浦

入場料金:無料

駐車場:有料駐車場あり(乗用車500円/バイク250円)

アクセス:車なら天神より福岡都市高速道路〜西九州自動車道「今宿IC」下車約20分/昭和バス「宮の浦バス停」より徒歩約20分



著者:久原茂保