福島県郡山市のイトーヨーカドー郡山店が5月26日閉店する。近くで店を営む男性は別れを惜しみながらも後継店に期待をかけている。

福島テレビ・浅野晋平記者:「郡山市の中心部にあるイトーヨーカドー郡山店には、閉売りつくしのポスターが貼られています。平日の正午から、多くの車が駐車場に停まっています」

イトーヨーカドー郡山店は、店舗削減の方針を受けて、26日閉店し、35年の歴史に幕を下ろす。
イトーヨーカドーの隣りでラーメン店を営む桑原尚人さんも子どもの頃からなじみの場所だ。自家製麺じゃじゃ・オーナー桑原尚人さんは「ずっと通っていたし、商売でもこの近くでやらせていただいていたので、余計に寂しいって思いはありますね」と話す。店から近いこともあり、行き来する常連客も多くいる。
「(店で)食べてから(イトーヨーカドーに)行くのが多いですね。本当にウチの台所って感じだったので、無くなるというのは寂しいですね」と常連客は話す。
店のオープンから10年。集客力があるスーパーの閉店で、客足への影響も心配する。店のオーナーの桑原さんは「色んな意味でイトーヨーカドーさんの力が大きかったというのは、僕自身感じている部分があるので、今回は結構ダメージが大きいのかなっていう気持ちはありますね」という。

郡山店の閉店により福島県内から完全撤退となるイトーヨーカドー。後継店が決まらず閉店した福島店とは異なり、郡山店にはヨークベニマルの出店が決まっている。桑原さんは「新しいお客さんとか、既存のお客さんとかも利用されて、ウチ(じゃじゃ。)にも来やすくなってくれればと期待は込めてます」と話す。
イトーヨーカドー郡山店の後継店は、ヨークベニマルを代表する店舗として2025年2月のオープンが計画されている。