西野が7回無失点、田村が2点適時打

 パ・リーグは9日、3試合が行われ、ロッテ、日本ハム、オリックスが白星を挙げた。

 県営大宮球場で行われた西武とロッテ戦は、5-0でロッテが勝利。先発の西野勇士投手が、5回まで二塁を踏ませない快投を見せると、7回89球5安打無四死球5奪三振無失点でマウンドを降りた。

 打線は4回、ネフタリ・ソト内野手の安打と敵失策で1死二、三塁の好機を得ると、2死から中村奨吾が適時打を放ち、2点を先制。7回には岡大海外野手の適時二塁打、8回にも田村が2点適時二塁打で追加点を挙げた。

 リリーフ陣は、8回を鈴木昭汰投手、9回を八木彬投手が無失点でつなぎ、試合終了。ロッテは今季初の連勝となった。

 一方敗れた西武は、先発の平良海馬投手が7回8安打1四球8奪三振3失点(自責点1)。打線は7安打を放ちながらも無得点に終わった。

オリ田嶋が今季初勝利…楽天は阿部が2安打2打点

 京セラドームで行われたオリックスと楽天戦は、5-4でオリックスが勝利した。初回に森友哉捕手の適時二塁打で2点を先制すると、先発・田嶋大樹投手は5回93球6安打2四球4奪三振2失点で粘投。1点差ゲームを制した。

 田嶋の後を受けたリリーフ陣は、6回に吉田輝星投手、8回にアンドレス・マチャド投手がそれぞれ1点を失い、9回は平野佳寿投手がマウンドへ。1死から走者を出すものの、無失点に抑えた。

 敗れた楽天は、先発のコディ・ポンセ投手が5回84球9安打1四球5失点(自責点4)で敗戦投手に。打線は、小郷裕哉内野手が3安打2打点、阿部寿樹内野手が2安打2打点の活躍も、序盤の失点が響き惜敗した。

山崎福也が移籍後初白星、初回に万波が先制打

 熊本・リブワーク藤崎台球場で行われたソフトバンク対日本ハム戦は、4対2で日本ハムが勝利した。山崎福也投手が移籍後初勝利を挙げた。

 日本ハムは初回、万波中正外野手の適時打で1点を先制。さらに1死満塁からフランミル・レイエス外野手の押し出し四球、水野達稀内野手の適時打、伏見寅威捕手の犠飛で3点を追加し、4点のリードを奪った。

 先発の山崎は3回裏、近藤健介外野手に2号2ランを被弾。5回裏には2安打と死球で無死満塁のピンチを招いたが、後続を打ち取って無失点で切り抜けた。7回の先頭打者に安打を許したところで降板。6回0/3を投げて106球9安打2四死球5奪三振2失点の内容だった。

 後を受けた杉浦稔大投手は、ファウルで粘られた末の9球目で四球を与え降板。無死一、二塁の場面で登板した北浦竜次投手が犠打と三振で2死目を奪うと、最後は金村尚真投手が山川穂高内野手を三振に仕留め、この窮地を脱した。

 その後は金村、田中正義投手が無失点でつなぎ、4-2で試合終了。勝利した日本ハムは、郡司、松本剛外野手、水野が2安打をマークした。一方の敗れたソフトバンクは、先発の有原航平投手が7回102球8安打3四死球7奪三振4失点で敗戦投手に。打線では、周東佑京外野手、牧原大成内野手が3安打を記録している。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)