ロッキーズのブライアントは、大型契約から3年目ですでに6度目の離脱

 ロッキーズのクリス・ブライアント外野手が17日(日本時間18日)、10日間のIL(負傷者リスト)に入った。球団によると、腰回りの痛みのためで14日(同15日)まで遡って登録される。2022年からロッキーズと7年1億8200万ドル(当時のレートで約276億円)の大型契約を結んだが、怪我に苦しんでいる。

 カブス時代の2016年には、打率.292、39本塁打、102打点をマークしてMVPに輝くなど、通算183本塁打を誇るスラッガーが負のサイクルに陥っている。ロッキーズ加入後の2年間で122試合の出場にとどまり、今回で6度目のIL入り。今季も13試合の出場で打率.149、1本塁打と本来の力を見せられていなかった。

 2018年にナ・リーグ西地区2位でポストシーズンに進出したのを最後に、低迷が続いているロッキーズ。ブライアントとの大型契約は状況を変える起爆剤になるはずだったが、2年連続最下位に沈んでいる。昨季は59勝103敗と3桁の黒星を喫し、今季もすでに4勝14敗の地区最下位と大きく出遅れている現状だ。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」は、公式X(旧ツイッター)でブライアントのIL入りを速報。ファンからは「健康な時でさえ、彼はダメだね」「最悪な契約だな」「大金を無駄にしたもんだ」「MVP時代からの崩壊がクレイジーだ」との声があがっている。(Full-Count編集部)