20歳のドミニク・バレラさんは父の影響で「実はヤンキースファン」

■ドジャース ー ブレーブス(日本時間5日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地・ブレーブス戦に「2番・指名打者」で出場し、6試合ぶりの8号ソロを放った。デーブ・ロバーツ監督の持つ球団の「日本出身選手の最多本塁打記録」を抜いて単独トップ。キャッチした20歳のドミニク・バレラさんは「いい気分だよ。最高だね」と笑顔を見せた。

 メモリアルアーチは2点リードの3回先頭で迎えた第2打席。右腕エルダーから右翼席に運んだ一発がバレラさんが座っていた右翼付近に飛んできた。手を伸ばし、一度は触れるもボールは地面に落下。転がってきたところをキャッチした。

 米カリフォルニア州オレンジカウンティ在住で今年初めての観戦。クレイトン・カーショー投手のTシャツを着用して応援していたが、ニューヨーク出身の父の影響で「実はヤンキースファンなんだ」と苦笑いする。4月26日(同27日)の敵地・ブルージェイズ戦で放った7号に続き、2本連続でヤンキースファンの手元に届いた。

 ロバーツ監督の球団記録を更新する8号。“推しの球団”ではないが「I love Shohei.彼は球界で最高レベルの選手だからね。彼のHRボールをキャッチできるなんてね」嬉しそうだった。これを自宅の額に入れるよ」と高らかにキープを宣言していた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)