イースタン・リーグでは6試合で打率.176も…借金2のチームの起爆剤に

 5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智外野手が、6日のヤクルト戦(横浜スタジアム)から1軍に昇格することが4日、決定した。本拠地でプレーするのは、2019年10月7日にクライマックスシリーズ、ファーストステージで阪神に敗退して以来、実に1673日ぶりとなる。

 ついに“ハマの主砲”の準備が整った。イースタン・リーグでは6試合に出場して打率.176(17打数3安打)、0本塁打、2打点、4三振、3四死球ながら、マシンでの打ち込みを続けるなどして打撃の感覚は取り戻しつつある。

 チームはここまで29試合を終えて13勝15敗1分けで借金2。チーム本塁打数は12球団で唯一の1桁となる9本と破壊力不足は否めない。NPB通算968試合で打率.285、205本塁打、613打点と実績十分の背番号「25」に懸かる期待は大きい。

 2020年から海を渡ったものの、通算182試合で打率.197、18本塁打、75打点と苦しんだ。5年ぶりの日本球界復帰。4月18日に横浜スタジアムで行われた公開入団記者会見では「正直日本に復帰するというモチベーションがいまひとつ上がらなかった中で、やはりベイスターズで優勝したい、するという思いが、日本でプレーするモチベーションとなりました」と話していた。

 シーズンは残り100試合以上ある。「横浜スタジアムのファンの皆さまがシーズンが終わったあとに最高の喜びに満ち溢れるよう、全力でプレーします。途中からですが必死にプレーします」と意気込む筒香が、12球団で最も遠ざかる優勝に向けての起爆剤となる。(Full-Count編集部)