過去にはスミスやベリンジャーのHR球もキャッチ経験があるダーリンさん

■ドジャース ー ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地・ブレーブス戦でメジャートップに並ぶ9号2ランを放った。バックスクリーン裏で本塁打を待機していたダニエル・ダーリンさんは人生で6本目の本塁打キャッチだという。「本当にうれしいですよ」と喜んだ。

 初回無死一塁で追い込まれてから初対戦の左腕・フリードのカーブをとらえた。美しい放物線を描いた打球はバックスクリーンのネットに落下。近くの席で待機していたダーリンさんが拾いに行き、キャッチした。

 カリフォルニア州コロナ在住のダーリンさんは2017年から年間シートを購入し応援する熱狂的なドジャースファン。「小さな息子がいるから毎日は来れないんだ」と言いつつ、毎月3、4回は観戦に訪れている。

 シーズンシートは外野にあるバックスクリーンに落ちた本塁打をキャッチできる特別な席。過去にはウィル・スミス捕手、エンリケ・ヘルナンデス内野手、コーディ・ベリンジャー外野手(現カブス)、マット・ビーティ外野手(FA)の本塁打をキャッチしたことがあるという。

 それでも大谷の本塁打は初めて。この日は、大谷のTシャツを中に着用し応援していた。「運が良かっただけだよ。なぜなら私がセキュリティの人の先を越したからね。彼らは怒っているだろうね」と高笑いした。「バケットリストだよ」「キープするよ」と宣言していた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)