右肘痛などで2022年3月を最後に1軍マウンドから遠ざかっている

 ヤクルトの奥川恭伸投手は6日、戸田球場で行われたイースタン・リーグの巨人戦に先発登板し、7回2安打1失点の好投で今季初勝利を挙げた。今季初先発ながら最速151キロを計測し、7回をわずか68球で無四球と持ち味を発揮。2021年10月8日の阪神戦(神宮)以来、公式戦では941日ぶりの白星となった。

 今季ここまで2試合に出場していたが、いずれも救援登板。初先発でいきなり快投を見せた。初回先頭の増田に死球を与え、1死二塁から泉口に右前適時打を許す立ち上がり。しかし、その後は4回2死まで走者を許さぬ安定感だった。

 4回2死から秋広に150キロの直球を弾き返されて三塁打。ピンチを背負ったが、喜多を151キロの直球で詰まらせ、三ゴロで切り抜けた。その後は、5回から7回までは再び完全投球。3点リードで2番手の嘉弥真にマウンドを譲った。

 2019年ドラフト1位でヤクルトに入団し、2年目の2021年には9勝をマーク。しかし、右肘痛などで2022年3月29日の巨人戦(神宮)を最後に1軍マウンドから遠ざかっている。昨季は2軍で8試合に先発登板したが、0勝4敗、防御率6.26と本来の投球とはほど遠く、勝ち星を掴めていなかった。(Full-Count編集部)