敵地・レッズ戦前に見せていた行動

■レッズ 9ー6 ドジャース(日本時間25日・シンシナティ)

 ファンにとっては、忘れられない思い出になったことだろう。ドジャース・大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地でのレッズ戦前に、子どもに手を振る“神対応”を見せていた。ファンも「優しい……」と注目している。

 試合前、キャッチボールを終えてベンチ裏に戻ろうとしている時だった。子どもから「オオタニ!」と声をかけられると、歩みを止めて振り返り、手を振って声に応えていた。

 大谷は、昨年には全国の小学校へグラブを配布。企業と協力し、子どもを米国留学に招待する取り組みも行うなど、子どもを大切にする行動が印象的だ。

 16日(同17日)には大谷のボブルヘッドデーで、心臓病と闘ったアルバート・リーくんに始球式とスイートルームでの観戦をプレゼント。球団からは真美子夫人の始球式も提案されたというが、「野球が好きな子どもだったり、あまり試合に観にこない子どもだったりとか、そっちの方がいいんじゃないかと思って」と断っていた。

 19日(同20日)の試合前には、警備員に三塁ファウルゾーンのフェンスを開けるように要求し、子どもにサインを書いた。声に応えて手を振るという“一瞬”の行為だが、子どもたちにとっては一生の思い出になる。(Full-Count編集部)