◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(4日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)◇晴れ(観衆5613人)

2打差の2位から出た地元・愛知出身の小木曽喬(おぎそ・たかし)が6バーディ、2ボギー1ダブルボギー「68」で回り、通算10アンダーの単独首位に浮上した。下部ツアー3勝、プロ9年目の27歳がレギュラーツアー初優勝を目指して残り18ホールに挑む。

小木曽はスタート3連続バーディ後にダブルボギー、ボギーが続く出入りの激しい展開だったが「うまくいかない時間が続いたけど、回りの状況も見て、いいゴルフができたと思う」と満足げだ。

昨季国内ツアーで出場全23戦予選通過(予選カットのない最終戦は除く)を果たした男に、ツアー初優勝を地元で飾る絶好のチャンスが訪れた。「クラウンズの最終日最終組で回れることがすごく楽しみ。その中でどんなプレーができるか。気を抜かず、自分のゴルフができれば、結果はついてくると思います」と充実した表情で語った。

1打差2位にツアー2勝目を狙う片岡尚之。初Vのかかる米澤蓮と生源寺龍憲が8アンダー3位。

7アンダー5位に河本力、篠優希、杉山知靖が続いた。

杉浦悠太、平田憲聖、ソン・ヨンハン(韓国)が6アンダー8位。谷原秀人、金谷拓実、稲森佑貴らが4アンダー14位。

前週の日欧共催大会を制した桂川有人は3アンダー18位。大会1勝の石川遼は1アンダー28位。2022年シーズン賞金王の比嘉一貴はイーブンパー39位で最終日を迎える。