◇国内男子◇〜全英への道〜ミズノオープン 初日(23日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)◇曇り(観衆931人)

5月23日は26歳の誕生日。ゆっくり祝う間もなく、米国帰りの金谷拓実は「ミズノオープン」開幕を迎えた。

前週は「全米プロ」に出場し、20日(月)は米国で全米オープンの予選会に出てノースカロライナ州パインハーストNo.2で行われる本戦の出場権を獲得。22日(水)に帰国し、練習ラウンドなしの“ぶっつけ本番”でも、初日を4バーディ、2ボギー「70」でまとめて2アンダー34位につけた。

「今週もまた、チャンスがある」。本大会上位3人に与えられる7月「全英オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)の出場権が強行日程を乗り越えるモチベーションとなる。

全米プロは予選落ちで終わり、土曜は会場に残って練習。日曜のうちにケンタッキー州からテキサス州に移動して予選会に備えた。138人が「11」の枠を争った予選会は、「風が強い中でいいプレーができました」と4位で突破を決めた。

「全米プロで悔しい思いをして、また自力でメジャーに出てリベンジしたいと思っていた。まずはそこに挑戦できる」と2020年以来2度目の全米行きを喜んだ。

昨年大会は3位に入って自力で全英切符をつかんだ。「たくさんバーディをとって、自分らしいプレーを続けてやっていきたい」と今季メジャー最終戦の出場を目指す。(岡山県笠岡市/谷口愛純)