◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 2日目(24日)◇関西GC(兵庫)◇6545yd(パー72)◇晴れ(観衆2859人)

岩井明愛は5位から出て5バーディ、1ボギーの「68」でプレーした。トップと1打差の通算8アンダー3位で週末に進む。

「ティショットがすごく良くて。曲がらずになんとかできている。スコアを作っていけている。ピンチというピンチはなかった」。予選2日間を通じてのパーオン率は91%(33/36)で全体1位とショットが安定した。

予選ラウンドは双子の妹・千怜と同組。この日は前半インで1つ伸ばしてハーフターンすると、2番(パー5)は142ydから8Iで右2mにつけてバーディ。4番(パー3)も161ydから6Iで9mを沈め、8番もバーディを決めて、後半は3つ伸ばした。

「来週から米国行くのでアンジュレーション(傾斜)のあるグリーンで試合ができてうれしい」。次週のメジャー「全米女子オープン」(30日開幕/ペンシルベニア州・ランカスターCC)もしっかりとイメージしながら、傾斜の強いグリーンを攻略した。

昨年の「全米女子オープン」は1打及ばない通算7オーバーで予選落ちを喫した。「景色にやられました。難しかったです。今年はまずは予選通過を目指していきたい」。会場は世界屈指の名門コースで風光明媚なペブルビーチGL (カリフォルニア州)だっただけに普段のプレーに徹することができなかった。今年にかける気持ちは強い。

次週に向けて今季初優勝を手にすれば、最高の弾みになる。それでも「ボチボチがんばります。あしたも自分に集中できれば」。昨年9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来となるツアー4勝目へ静かに気持ちを高めた。(兵庫県三木市/玉木充)