“女王” 山下美夢有が大会2連覇を目指す！リゾートトラストレディス2024の注目選手と見どころを紹介【JLPGAトーナメント観戦ガイド】

5/15(水) 18:30

2024年大会は前回大会で4打差で優勝を果たした山下美夢有の大会連覇が期待される。関西ゴルフ倶楽部での開催は2018年大会以来、実に6年ぶり。関西のゴルフファン待望の大会になるだろう。今回はリゾートトラストレディス2024のプレーバックから会場へのアクセスまで、観戦に役立つ情報を紹介!

5月16日（木）〜5月19日（日）リゾートトラストレディス2024

会場：関西ゴルフ倶楽部／18ホール、6545ヤード、パー72）
賞金総額：1億4000万円、優勝賞金：2520万円

2023年の「リゾートトラストレディス」は静岡県浜松市・グランディ浜名湖ゴルフクラブで開催した。山下美夢有が2位に4打差をつけ、2週連続となる3勝目を挙げている。前週の「ブリヂストンレディスオープン」で2位に7打差をつけ、圧倒的な実力を見せつけた試合だった。

●プレーバック2023

第1ラウンドを「68」のスコアでスタート。第2ラウンドでは「65」で首位と1打差の2位タイで折り返すと、第3ラウンドは「66」で通算17アンダーの単独首位に。1打差の首位で出た最終ラウンドでは、前半の上がり3ホールで連続バーディを奪い「68」をマーク。通算21アンダーとし、2位に4打差をつける快勝で2週連続優勝を果たしている。

主な副賞

優勝副賞として、昨年は「CLA200d」が贈られた。今大会では最終日に「ホールインワン賞」800万円（※達成者全員）が、すべてのパー3に設定。22年には阿部未悠が12番ホールでエースを達成し、賞金を獲得している。

プロゴルファー兼みんゴル特派記者中村修が語る注目選手

「今回のコースはフラットかつフェアウェイは広めで、飛距離によってショートカットも選択できるコースです。2段、3段の起伏があるグリーンではアイアンの落とし所やパッティングが非常に重要です。今回は普段は抑えてドライバーを振っている宮田成華、そしてアイアンのキレが一際目立つ小祝さくら、そして前回大会で惜しくも優勝を逃した佐久間朱莉に注目しました」と中村。

●女子ツアートップクラスの“飛ばし屋”宮田成華

プロフィール
山下美夢有や吉田優利と同じ2020年92期生。17歳からプロトーナメントに出場し、今年はQTランキング19位でレギュラーツアー出場の権利を獲得。見るからに“抑えた”ティーショットであるにもかかわらず、ドライビングディスタンス13位とツアー屈指の飛ばし屋

2024年度スタッツ（2024年5月8日時点）
メルセデス・ランキング：53位／平均ストローク：72.8％（57位）／パーオン率：64.5％（39位）

中村修からのコメント
普段は抑えて打っているドライバーを思い切り振れる広さのあるコースなので、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。またブリヂストンレディスでは最終ホールでイーグルを取っているため、ロングホールの攻め方にも注目です

●ショットの“安定感抜群”小祝さくら

プロフィール
勝みなみや吉本ひかると同じ2017年89期生。2019年から毎年優勝を飾っていて、今年はヤマハレディースオープン葛城を制して通算10勝に。直近2試合のRKB×三井松島レディス、ブリヂストンレディスではトップ10入りしており、好調をキープしている様子だ。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング：3位／フェアウェイキープ率：65.3％（58位）／パーオン率：72.4％（5位）

中村修からのコメント
23日に行われる第一ラウンドでは、小祝さくら、原英莉花、山下美夢有の歴代優勝者が並ぶとても見ごたえのある組み合わせとなりました。ドローボールが持ち球で風の影響が少なく、得意のアイアンショットにも注目したいです。

●気持ちの強さ、パッティングに注目の佐久間朱莉

プロフィール
岩井明愛・千怜や桑木志帆と同期の2021年93期生。2023年はTポイント×ENEOSゴルフトーナメント3位、リゾートトラストレディス3位、リシャール・ミルヨネックスレディス2位、2024年も富士フイルム・スタジオアリスとRKB×三井松島レディスでは最終日最終組を経験するなど、初優勝の期待がかかる最有力候補。

2024年度スタッツ
メルセデス・ランキング：6位／フェアウェイキープ率：72.0％：19位）／パーオン率：70.1％（13位）

中村修からのコメント
リゾートトラストレディス2023では惜しくも3位の結果となった佐久間朱莉ですが、今季はサロンパスカップ、富士フイルムで2位という好成績を残しています。パッティングが上手なので今回の2段グリーンにどのように対応していくのか注目です。