"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の62歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第3話目です!

「1人予約」直前にキャンセルされて大慌てで予約のやり直し

私、全国制覇はほとんどネットの「1人予約」で予約しています。そのほうが自由に行動でき、人間関係のしがらみも少ないからです。

でも不便なことも。ご存じのように1人予約は「2人以上で開催」が決まりなので、予約が2人の場合、1人が直前にキャンセルすると開催不可となるのです。今回がそのケース。

当初は滋賀県のメイプルヒルズゴルフ倶楽部で9時45分スタートの予定でした。しかし2日前に相手がキャンセル。慌てて関西のゴルフ場を探して兵庫県加古川市の城山ゴルフ倶楽部を予約。滋賀県なら当日の早朝出発で間に合うのに、兵庫県だと厳しい。結局、前夜(29日)の19時40分に清須城を出発しました。

ルートはいつも通り南下して、国道23号から1号に入り、伊賀⇒木津川⇒四条畷⇒大阪へ。それにしても四条畷のトンネルを出てすぐ眼前に広がる大阪の夜景は本当に素晴らしい。いつか写真に撮りたいと思っています。

ところで、いつも思うのは大阪周辺に道の駅が少ないこと。清須城から200キロ、下道を走ると宝塚近辺なのに、道の駅がない。まあ、東京、名古屋の街中にないのと同じですね。ふだん、余裕があるときはもう少し先まで走るのだが、24時には眠ると決めているので、今回は千里中央公園近くの○○駐車場で車中泊。場所は書けない(笑)。すぐに爆睡。

支配人に「ジャケット着用」を指摘されて本音もチラリ

開けて3月1日、午前5時半に起きて出発。外気温7度、寒い。城山GCまでは約70キロ。176号線を西へ走り、途中のファミマでカップ麺を購入、自宅から持参の豚カツ、エビフライ、レンコン揚げと食パンにマヨネーズを塗って朝食。慌てて食べたので、むせてマヨネーズが飛び散り、ハンドルと運転席がオマツリ状態。慌てちゃいかんですね。

城山GCでは、いきなり支配人に「ジャケットはないのですか」と指摘され、私はゴルフウェアの上に厚手のコートを羽織っており、「すみません」と平謝り。

同伴者は2人の女性と、私より2歳上の男性1人。昼食時に、2つ隣のテーブルに馬場ゆかりプロ? え、え、と思ってスタッフに確認したら別人でした。当日は「グルメコンペ・肉ざんまい、ハーフコンペ」があったのでプレーに集中。前半44で回り、隠しホールが私の予想通りならハンデ9.6の34.4でぶっちぎりの優勝、となるはずが、ゴルフと人生は思う通りにならない。結局ハンデ2.4で30位となり、飛び賞のトンテキセットと参加賞の卵をゲット。ヨシとします。

ただし、この時点では気付かなかったが、城山は2022年12月24日のクリスマスハーフコンペに出て70位飛び賞でクリスマスケーキをゲットしていた。うーん、1カ所無駄骨、全国制覇が1日遅れる。やっぱ慌てて予約変更するとロクなことはないなあ(泣)

帰路は渋滞に遭って延々9時間半もの長旅に

風呂に入って17時にコースを出発、道の駅「宿場町ひらふく」に19時到着。途中、マックスバリューで夕飯と翌日の朝食の買い出し。車内でアルコールと一緒に流し込んだら即眠気が襲い、20時に就寝。この日も爆睡でした。

3日目は朝5時に起き、ゆっくり着替え、ゆっくり食べて出発。途中、前が見えないほどのぼたん雪に降られるもノーマルタイヤで何とか走破。仕事で群馬や長野を走り回った経験が生きました(なわけないか)(笑)。

作州武蔵カントリー倶楽部には6時40分到着。とても楽しい3人の同伴者と回れて、因幡コース43、美作コース44の87、パット数29とまずまずでした。作州武蔵はご存じ高松志門プロ所属のコースだけにメンテナンス、スタッフの対応とも言うことなし。午前スルーで回り、食事を摂って館内の作州武蔵温泉にまったり入浴。1人独占状態で温まりました。

14時にコースを出て2号線をひたすら東に向かい、自宅到着は23時半。宝塚と吹田で渋滞、延々9時間半の下道走行はさすがに疲労困憊。しかも翌日曜日は仕事。ワイフは「よくやるね〜」とあきれ果てていました(笑)

●今回の走行距離:682キロ
●今回の経費:プレー代は城山9960円、作州武蔵1万2340円、ガソリン代1万1594円、コンビニ飲食3157円、計3万7051円
●これで日本のゴルフ場991カ所制覇

来週は静岡県の静岡カントリークラブ島田ゴルフコースと、山梨県の丘の里公園清里ゴルフクラブを攻略予定。

Arrange/Kenji Takahashi