おしゃれの印象を決定づける、髪と眉の悩みを解消する企画の2回目です。今回は、お出掛け前1分で理想のひし形ヘアになれる、“失敗なし”のスタイリング術を紹介します。実践した読者の変化にも注目です!

教えてくれた人:小島(こじま)けさきさん

教えてくれた人:小島(こじま)けさきさん

ヘア&メイクアップアーティスト。各メディアで幅広く活躍。「ハルメク」「ハルメク おしゃれ」での撮影も多く手掛け、同年代ならではの的確な助言に定評がある。

パックリ分け目を回避!ふんわりトップになるコツ

分け目をぼかすと、トップが根元から立ち上がり、ふんわりします。指でもできますが、コームの柄などを使うとより簡単です!

分け目をジグザグにぼかしてふんわりトップに

パックリ分け目を回避!ふんわりトップになるコツ

1.    コームの柄の先を生え際にあて、1cmくらいの間隔で左右に動かし、分け目をジグザグにぼかします。

パックリ分け目を回避!ふんわりトップになるコツ

2.    つむじまで来たら分けた髪を自然に左右に下ろせばOK。髪質が硬く分け目が戻りやすい方は少しスプレーを振って固定。

読者も実践!

パックリ分け目を回避!ふんわりトップになるコツ
佐藤則江さん(65歳)※年齢は撮影当時

佐藤さんのぱっくり左右に分かれて目立っていた分け目も、右の写真のように、自然にふんわりカバーできました!

手ぐしでOK!きれいなひし形フォルムを作る

 ワックスを使うだけで、耳横のボリュームが出せます。併せて、ピンを使ったおしゃれアレンジもぜひ試してください!

指先にワックスをつけ髪の下からもみ込む

手ぐしでOK!きれいなひし形フォルムを作る

1.    ワックスを指先でよくなじませ、髪の下から指を差し入れるようにしてもみ込んで、耳横や後頭部の髪を持ち上げます。

手ぐしでOK!きれいなひし形フォルムを作る

2.    頭頂部まわりの髪を指先で少し持ち上げるようにして、クシュクシュとワックスをもみ込み、髪を根元から立ち上げます。

読者も実践!

手ぐしでOK!きれいなひし形フォルムを作る
貝崎みちえさん(65歳)※年齢は撮影当時

四角く重めのフォルムが気になっていた貝崎さん。片側の髪だけ耳にかけると、抜け感が出て顔まわりがスッキリ。髪の柔らかい方は、ジェルタイプのワックスがおすすめ。

アレンジ編:サイドの髪をねじり上げてピンでとめる

手ぐしでOK!きれいなひし形フォルムを作る

1.    左右に分けた髪のうち、ボリュームが少ない側の髪を適量とります(片側だけとめる方がおしゃれな仕上がりに)。

手ぐしでOK!きれいなひし形フォルムを作る

2.    とった髪を外巻きにゆるくねじり、ねじった髪のラインに沿ってピンを挿して固定します。

読者も実践!

手ぐしでOK!きれいなひし形フォルムを作る

さっそく佐藤さんも実践したところ、おしゃれ度がグンとアップ!

翌朝が楽になる!髪の乾かし方&夜のひとワザ

お出掛け前にすぐ決まる髪のためには、夜髪を洗った後のケアで“土台づくり”をしておくことが大事です。簡単に取り入れられる、「髪の乾かし方」と「寝る前のひとワザ」をご紹介します!

「8割乾かしてから」のケアでふんわりツヤ髪に

洗髪の後、髪を7〜8割乾かした段階で、ブラシで髪を持ち上げ毛流れに逆らうようにブロー。頭皮ケアと髪全体のボリュームアップができます。

翌朝が楽になる!髪の乾かし方&夜のひとワザ

使うならコレ!

翌朝が楽になる!髪の乾かし方&夜のひとワザ

ブラシ面の広いパドルブラシを使いましょう。クッション性の高いものがおすすめ。

頭頂部の髪を結んで寝るとトップが立ち上がる!

翌朝が楽になる!髪の乾かし方&夜のひとワザ

寝る前に、頭頂部の髪の根元をヘアゴムでゆるめに結んでおきます。翌朝、トップの根元が立ち上がり、自然なふんわりヘアに。

使うならコレ!

翌朝が楽になる!髪の乾かし方&夜のひとワザ

ヘアゴムは、結び跡のつきにくいコイル状のものがおすすめ。100均などでも手に入ります。

最終回では、今ある道具で簡単にできる「印象が変わる“好感眉”」の描き方を紹介します。

取材・文=新井理紗(編集部)、撮影=日高奈々子、イラストレーション=さとうあゆみ

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年4月号を再編集しています