国内唯一のロシアの大学の分校、ロシア極東大学函館校が、来年度から学生の募集を停止するとホームページで発表しました。

ロシアによる“ウクライナ侵攻”の影響も理由の一つです。

ロシア極東大学函館校は、ウラジオストク市にある極東連邦総合大学の分校で、1994年、北海道函館市に開校しました。

大学のホームページによりますと、今年、30周年を迎えますが、おととしのロシアによるウクライナ侵攻が始まると、入学者数が激減、今年の新入生は3人でした。

経営を継続させるために最低33人の学生が必要なところ、現在は14人しかおらず、今後も入学者数の回復が見込めないことなどから、来年度から学生の募集を停止することになりました。

大学側は在校生について、函館市に補助をお願いし、教育の継続に万全を期すとしています。