７日夜、札幌市西区西野で、親子とみられるクマ３頭が目撃され、札幌市は、８日、監視カメラや電気柵を設置しました。

　７日午後６時ごろ、札幌市西区西野８条１０丁目で、帰宅途中の女性がクマを目撃しました。

住宅からおよそ100メートルの場所で、札幌市によりますと、クマは親子とみられる３頭だということです。

クマを目撃した女性
「あっクマだって…怖いの一言ですね。子どももいるので（クマは）いつどこで出てくるのかわからないので…」

西区西野では、去年からクマの目撃が相次いでいて、親子とみられるクマも、たびたび目撃されています。

クマが出没した周辺の住民
「いいとこだったんだけどね。ずっと山まで、散歩の道もあったんだけれどね」

「（犬と）散歩に行くときも警戒しながら周り見ながら」

近くの小学校では８日、警察などが、児童の登下校を見守りました。

保護者
「怖いよね、家のそばだものね」

　札幌市の現地調査では、クマの毛のようなもの、幅およそ10センチの足跡、野草のオオハナウドを食べた跡などが見つかりました。

札幌市環境局 清尾崇　熊対策調整担当係長
「土を掘り返したような跡が結構、複数か所で見られて、この場所にクルミがあるのを知っていて、また出てきた可能性があるのかなと考えています」


札幌市は、現場近くに監視カメラやクマよけの電気柵を設置して、警戒を続けています。