誰にでも苦手なものがありますよね。それはいぬも同じようです。X(ツイッター)では、苦手なあるものの侵入に怯えてしまい、強く警戒して周囲をうかがう柴犬が話題になっています。いったい、何が起きたのでしょうか。撮影当時の状況について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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小さな侵入者に戦々恐々としてしまう柴犬

「ハエが怖いいぬ、もうハエは出ていきましたよ」

 そんなコメントが添えられた動画には、キョロキョロとあたりを見渡す柴犬が映っています。ソワソワと落ち着かない様子で、くるりと円を描くように歩きながら、あちこちに目を向けて警戒を怠りません。

 この姿がXで公開されると、6000件近い“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「わかる〜見たことないものは人間も怖いよ」「ハエが怖いの!? 怖かったね かわいそうに」「私もハエ怖いから仲間だね」など、同情する声が。

 また「ハエ苦手なのね うちはカメムシいても平気で寝ています」「うちのいぬは、おくちで捕まえようと興奮してカプカプしていましたね」「うわぁ、一緒だ! うちの子もハエとかカメムシとかにビビりまくっていました。ブーンって羽音がすると、耳を伏せて、シッポを足の間にしまって、そぉーっと別の部屋に移動していました」など、いぬの飼い主さんたちから共感する声も寄せられています。

玄関で動けなくなるふう太くん 散歩に連れ出してもらい元気回復!

 柴犬の男の子で3歳の「ふう太」くんは、Xアカウントのフォロワー数が6万人を超える有名柴犬。表情豊かで、かわいらしい姿が人気です。

 話題になったのは、ふう太くんが苦手なハエに怯えている様子を撮影した動画です。たまたまベランダから部屋に入ってしまったハエに驚き、シッポを下げたまま逃げ回っていたといいます。

 その後、ふう太くんは「もう部屋にはいられない!」とばかりに、飼い主さんに玄関へ行きたいと訴え始めました。

「ドアを開けると、玄関に座ったまま戻ってこなくなりました。ハエはもう追い出したのに、ずっと寒い玄関にいてかわいそうだったので散歩へ。外に出たらすぐ元気になり、散歩コース内にあるお店でおやつを買って帰りました」

 ふう太くんがハエを怖がった理由は、飼い主さんにもわからないのだとか。これまでハチやカメムシ、クモなどに遭遇したこともありますが、怖がることはなかったそうです。ただ、同じように怖がるものがあるといいます。

「ちょっと変わっているかもしれませんが、シンクに氷を捨てたときの音が怖いようです。氷を捨てた途端、シッポを下げて部屋の隅で小さくなってしまうので、氷は溶けるまでシンクに捨てないようにしています。なぜなのかわかる方がいたら、教えてほしいです」

 ふう太くんは、いぬのなかでも特別、音に敏感なのでしょうか。もしかしたら、ハエの羽音も聞き分けているのかもしれませんね。かわいいふう太くんの日常は、Xのほか、YouTubeチャンネル「柴犬ふう太」でも見ることができますよ。

○取材協力:柴犬ふう太(@fufufufufu_ta)さん

Hint-Pot編集部