俳優の木村拓哉が主演するテレビ朝日系ドラマ「Believe―君にかける橋―」(木曜・午後9時)の第3話が9日に放送され、世帯平均視聴率が9・6%だったことが10日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

 初回は11・7%で好発進。第2話は10・1%。今回は前回から0・5ポイント減。個人視聴率は5・8%だった。

 木村が演じるのは、大手ゼネコンで橋づくりに情熱を燃やす帝和建設の狩山陸。主人公が刑務所に収容されるという困難に見舞われながらも、希望と再生の道を模索するストーリー。同局系「BG〜身辺警護人〜」シリーズ(2018、20年)を手掛けた豪華布陣が再集結。木村とはTBS系「GOOD LUCK!!」(03年)、フジテレビ系「エンジン」(05年)でタッグを組んだ井上由美子が脚本を手がける。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)

 第3話では、決死の覚悟で、刑務所からの逃走を計画した狩山(木村)。わざと重傷を負い、外部の医療機関へ運び込まれる。あとは治療期間中、何とか監視の目をくぐり、病院を抜け出すチャンスを待つが…という展開だった。

 逃走計画を密かに見抜いていた刑務官・林一夫(上川隆也)は冤罪(えんざい)を訴える受刑者から放火され、妻を失ったという過去を告白。狩山の脱走を見逃す。また狩山のことを執ように調べる警視庁捜査一課の刑事・黒木正興(竹内涼真)は、「龍神大橋」の建設現場崩落事故で亡くなった作業員の若松と兄弟であることも明らかになった。衝撃展開の連続にネットでは「ドキドキ止まらない!!」「信頼と裏切り。展開にハラハラします」「誰が味方で誰が敵なのか…?」などの声が上がった。