フリーアナウンサーの石井亮次が10日、MCを務めるテレビ大阪のバラエティー番組「もしものマネー道 もしマネ」(日曜・後2時)の収録に参加した。同局は13日に新社屋が開業。同番組が1982年に開局後、現社屋の最後となる「第1スタジオ」での収録となった。

 石井アナはフリー転身後、2022年に関西初レギュラーを持ったのが同番組。収録を終え「最後、しゃべりながら本当に泣きそうになりました。42年分の2年ですけど、汗と涙と、いろんなテレビマンの思いが詰まっていると思うと、なんかちょっとグッとくるところがありました」と嚙み締めた。

 大阪出身で、大学生時代には同局の夕方のニュースをよく見ていたという。「なんとなく、いい意味でのマイナー感が好きでした。毛利(聡子)さんというきれいな女性のアナウンサーがいて…」と懐かしげ。また、現社屋のツバメの巣を挙げ「フンだらけなんですけど、ツバメが集まるところって実は幸運な場所。昔から一切排除しない、優しい局なんですよ」と、社長のアルファードのボンネットにタオルが敷かれていることも暴露した。

 番組の思い出については、アンミカとの収録で「USJ」を「UFJ」と言い間違えたことに2人で20分間爆笑し、収録がストップしたことを告白。普通なら時間を気にするところだが「それも許してくれた番組。まさにこのスタジオで思い出に残っていますね」と笑った。

 同スタジオでは、やしきたかじんさんの「たかじんNOマネー」や、笑福亭鶴瓶と松嶋尚美がMCを務めるバラエティー番組「きらきらアフロ」の第1シリーズが収録されてきた。最後は1本締めで現社屋に感謝。新社屋について石井は「メイク室や楽屋がどんな感じかワクワクしますね。社内探検してみたい」と楽しみにしていた。

 この日収録された番組は6月9日、16日に放送される。